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そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

人間は反省の結果、改善するとは限らない

 息子の金銭に関する事について

   

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こんにちわノンキーです。

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 金銭問題は、働かない、いや働けない子供を持った親に共通した切実な問題ですね。

今まで述べてきましたように、息子は社会に羽ばたいて出て行くことにつまづいたため定職というものがありません。

精神的な不調を訴えても、仕事をする意欲は見せるのですが一歩が踏み出せません。過去に学校へ行けなかった時と同じです。

 

高卒資格があると言っても世間でいう普通の手順を踏んだ就職活動はありません。コンビニ等に置いてあるような求人情報誌であるとか、ハローワークへ行っての斡旋になるのです。

それなりにアポを取って面接には行くのですが、他に応募者がいる場合は中々採用には至らないのです。面接に行った日は帰ってからその様子を話してくれるのですが、面接官への悪口が多いですね。何というか自分でもうまくいかなかったという自覚症状があるのでしょう。

こんなことでは採用されるのは難しいですね。

 

仕事の件でこんな事がありました。

子供さん相手のテーマパークに応募したところ、運良く採用をしてくれました。本人はとても喜んで張り切って行きましたが2日で終了です。何もクビになったのでなく自ら行かなくなりました。勤め先からは再三電話があったそうですが出ません。子供の頃から都合の悪いことからは逃げる習慣がついているのです。結局先方と話すことなく、2日分の給料を払うから来てくれと家の方に連絡がありそれで終了しました。

 

理由は、“とにかく遊具の準備が忙しくて体力的にキツい。それに子供さんを相手にすることで気が抜けず、危険なことが起こると対処できるか心配だ、2日間行ったが継続できる自信が無い”というような事です。

聞いてみると誰でも最初は感じるような事です。特に際立った理由ではありませんし、仕事の内容にしてもごく普通ですが、本人にとっては未知の世界に入ったかの如く大変に感じたのでしょう。頑張って慣れて定着するか、それとも挫折して辞めるかは本人次第ですが、結果は前述のように辞めたのです。

親としてはもう少し慣れるまで頑張って欲しい気持ちはあったのですが、子供さん相手に何か事故でもあった日には取り返しのつかない事になるため強くは押すことはできません。あくまで本人次第ということですね。

そういうことで、全く何もしなかったという訳でなく本人としても仕事に対する意欲はあったのです。

 

またまた起こった女性とのトラブル 

そうこうしているうちに、ある日街で知り合ったという女の子を家に連れて来たのです。例の車問題のあった時以来の女性との関わりです。

私達親には会わせないようにこっそりと自分の部屋に入るのですが、2階ですからすぐ分かります。

息子は社会性が乏しい上、誰とも話すことが苦手と思っていましたが、意外にも女性に対しては割とスラスラとおしゃべりができるようです。分かりやすく言うと“ナンパ”ですね。本人もそう言ってました。親でも想像し難い意外な一面を持っていたのです。仕事を探すことよりもそちらの方に力が入っていったのです。女性と付き合うのは悪いことではありませんし否定はしませんが、そのためには優先することがあるだろうということです。

しかし息子はその事は分かっていても行動が伴いません。女の子と付き合うのはお金が必要になりますね。働いていないとはいえ就職するまでのつなぎとして小遣いを渡していますがそれでは不足だというのです。

当然小遣い以上のものを親に要求してきます。成人男性ならば働いて稼いでお金を得ようとするでしょう、それが普通ですよね。できなければ我慢するしかないです。ところが息子はその理屈は分かっていても強引に親に要求してきたのです。当然のごとく親子間のトラブルになります。相手の女性も息子に収入が無いことは分かっているとは思うのですが、悪びれた様子はありません。その女性の質にもよるんでしょうがね。

息子に接近してくるのは男女問わずそんな者たちです。そういう息子もその類です。ここに至ってまだそんな付き合いに精力を使っているようでは情けない限りです。

我々両親の息子に対する態度が硬化して、厳しくなったのは言うまでもありません。親子のいさかいはどんどん激しくなっていったのです。

精神状態に不具合のある人は、静かで落ち着いた環境で過ごすことが望ましいのですが、息子のように親子関係が悪く、また女の子と一人前に付き合いたいと背伸びしているような生活が、心身ともに良い訳がありません。

仕事探しはそっちのけに女の子と遊ぶための金銭を親に要求して、その果てが親子喧嘩とあっては精神は荒れるばかりです。

いくら言い聞かせて分かったと言ってもお金を貰うがための詭弁に過ぎません。この傾向は日を追うに連れてひどくなっていったのです。どこでどう間違ったのか、少しずつ財布の紐を緩めたのがいけなかったのかも知れません。

 

この女性との付き合いについてですが、いつの頃からか他県に引っ越しをしていて車でわざわざ何時間もかけ、またそれなりの費用を費やして息子の所へ遊びに来ていたのです。そうなると迎える息子もお金が必要になりますわね。結果前述の通りです。

ある日、この女の子との終焉は意外にあっさりと来ました。何がきっかけなのか喧嘩をした際、息子がその子の肩を殴ったといって赤く腫れていました。その子は帰宅後家族に話し、息子との付き合いに目が覚めたのでしょうそれ以来来なくなりました、それで終わりです。

私はホッとした上、息子にも良い勉強になっただろうという気持ちでした。これを機会に就職活動に力を入れて欲しいと願い、そして本人にも諭したのでした。

しかし、人間というものは反省はするが良いことよりも、悪いことの方が身につくのでしょうか。それともその人間の本質が悪いのでしょうか、息子を見ているとそんな事を考えてしまいます。

この出来事にも疲れました。

 

今回はこれで終わりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。