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そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

定着したドクターショッピング

当時の心療内科とはこんなものです

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こんにちはノンキーです。

前回の記事はこちらから ↓↓↓

今回は息子のドクターショッピングについてです。

前住まいの時から数えると、通院したお医者さんの数は両手では足らないくらいでしょう。
 
新しい地域で最初に行ったお医者さんは、まあ心療内科としてはどこにでもある平均的なものでしょう。医師一人と受付け、看護師で2名、合計3名体制ですね。
私もいくつか息子に同行して行きましたが、大体がこういったお医者さんが多いですね。
 
お医者さんを探す時はインターネットで検索し、ホームページの自己PRを見ながら研究するわけですが、実際に医師と会ってみないとその人となりは分かりません。経験からいって宣伝負けしている場合の方がほとんどでしょう。
 
なんででしょうね、自ら“こころの病気” と謳ってホームページでPRしているのに、いざ患者さんに対しては気持のこもっていない、事務的対応が多い感じがしますね、私の主観ですが。
同行者が質問したりすると、ろくに話を聞きもせず結論(病名)を出してしまい、それに該当する投薬を処方するんですね。
 
こんな事がありましたよ、息子と一緒に診察室へ入った時の事でした。
初診の時です。当時のことですので今から14,5年前のころです。
先ず医師から私なのか息子に対してなのか、おもむろに問診が始まります。それも患者(息子)の顔、表情を見るでも無く質問をするんですね。
手元を見ると何やら質問の回答を用紙に書いているのです。要は問診の結果をマトリックス式の用紙にチェックしているわけですね。想像するにチェックした最後には病名を記した回答が書いてあるのでしょう。なにかパズルのようですね。
 

下った診断名は“統合失調症”でした。

過去に統合失調症と診断されたお医者さんは2,3ではなかったと思います。当時は、統合失調症という病名を付けるのが流行っていたというか、何かというと統合失調症ですよ。

先程のお医者さんでも、息子が注射のため席を外している時を見計らって、私の方から“以前通院していたお医者さんから、統合失調症と診断されていたのですが?”と問いかけると、すかさずそのお医者さんは“そうです、統合失調症です”と答えたのでした。
 
これには流石に驚きましたね。何を根拠にと言いたいところですが、マトリックスがそう診断しているのでしょう。
結果、息子のお薬は統合失調症の治療薬となったのです。
いやいやこれには参りましたよ。息子の症状は良くなるどころか、ますます気性荒く家庭での生活が不安定になってきました。これ誤診による間違った治療です。統合失調症であるはずがありません。
 
このようなお医者さんは誤診をした挙げ句、一向に改善されない、もしくは悪くなった症状をみて病気が進行しているという見解を示すのです。
そして益々誤診の治療薬を増量し、症状の悪化を招くのです。
 
せっかくホームページを見て、このお医者さんだったら適切な治療をしてくれるに違いないと期待して行ったのにもかかわらずこの結果です。
聞いてみると、統合失調症は100人に一人はいる病気ですと平然と言ってのけます。
 
これでは埒があきません。2,3度通院して止めました。振り出しに戻ったわけです。
こんな状態ですから、息子の労働意欲はあるのですが気分的に前に出ていけません。
この頃よく言ってました。“頭が回らない”と。分かるような気がします。
何も怠けるとか働きたくないということではないのです。
これまでの医者遍歴による、多種多様の投薬で息子の症状は余計に悪化したのではないかと思うのです。
 
当時の心療内科の実態はどこも同じようなものです。
患者は自分に合った医師を求めてドクターショッピングを重ねて行くのです。
 
次回は更に適切な治療を求めてドクターショッピングををして行く親子の様子を書いて行こうと思います。
 
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。