ついに息子SRは不登校から引きこもりの道へと進んで行ったのです
集団生活のできない息子と親との関係の悪化
こんにちはノンキーです。
息子SRはせっかく合格した高校へ行ったり行かなかったりと、グズグズした日が続きます。
私の出社の時間の方が早いため先に家を出ますが、それでも途中で通学の様子を確認したりしていました。
登校する姿を見ては安心し、ぎりぎりまで待って姿を現さない時は気が重くなったものでした。それこそ一喜一憂という日々です。
とにかく、集団の中に入るのことができないのです。
幼稚園、小学校の時からの傾向ですが、成長するに従って改善するどころか余計に悪化してきました。
しかしこれを克服しないと通学できませんし、卒業もできません。
何とか勇気づけて登校させようと親は躍起になりますが行動しません。
ついに親が小爆発して厳しい口調で口撃します。
でも、中々行こうとしません。
こうなると根比べですね。悪いパターンに入っていきます。
完全な不登校になってしまいます。
こういった一進一退の状況で1学期は終了しました。
夏休みははっきりと記憶はありませんが、ほとんど引きこもっていたんじゃないでしょうか。
数少ない友達とも交流していたようには見えません。
段々と自分の世界が狭くなっていきますね。
このあたりから、不登校→引きこもりといった構図に入っていきます。
学校にしても社会に出て仕事をするにしても、自分に合わないことがほとんどです。合うことのほうが稀だと思います。
合わないからといってこれを避けていてはキリがありません。
特に社会では死活問題になります。だからみなさん苦労するわけですね。
これに耐えうる力をつけることも学校教育の目的でもあります。
今の世の中の仕組みでは仕方の無いことですね。
ところが息子SRのように、根底に障がいをあったかも知れないという場合は、こうはいきません。
社会生活に必要な知識、耐久力、コミュニケーション力等を付けるということ以前に、それに取り組む精神力がありません。
したがって同僚より多分野において遅れが生じてきます。
益々学校へは行かなくなります。
ついには不登校の結果、家に引きこもるという最悪の状態になってきたのです。
この時代(2000年頃)には世の中に発達障害という概念はまだ定着していませんし、このことを口にする専門家も少なかったと思います。
極端に言うと、引きこもりになって社会との接触が希薄になってくると、健全な精神、肉体を持った人でも徐々に落ち込んできて “うつ” 状態になってくる場合があります。
これはあくまで“うつ”状態なのであって“うつ病”ではないのです。
この2次的な状態を専門家(例えば心療内科医)は“うつ病”と診断してその処方を行うことがあるのです。
その処方如何によっては、当事者の容態が良くもなるし悪化することもあります。
専門科は、この“うつ”状態になった原因が何なのか私生活をさかのぼって見極めないと、いわゆる誤診ということになって行くのではないのでしょうか。
さて2学期が始まりましたが、息子SRは全く学校へ行きません。
完全に不登校が定着です。
所詮、集団生活ができないので仕方ありませんが、この時点でもこのことが分からない両親は焦り、本人にきつく当たります。
こうしながら益々親子の関係は悪くなっていったのです。
次回は、息子SRがついに高校を中退したことについて書いていこうと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。