良くも悪くも惰性的な生活が定着
こんにちはノンキーです。
前回の記事はこちらから↓↓↓
前回は息子の障害年金の受給経緯について書きましたが、NPOについてはその後どのようになっているのでしょうか。
NPOその後について
例の彼女と決別して以来それなりに真面目に通っていましたが、やはり根底に多動性という特性を持っている為、ルーチンワークを主としたNPOの作業は継続するのが困難なようです。それと一つの特徴として、人目が気になるといった事が上げられます。どういう事かと言うと、他人が自分の方を見ている(ジッと凝視している)気がするのだそうです。それも敵視しているように感じられると言うのです。
気にしなければ良いとは思うのですがそれが出来ないのです。と言うより、そもそも他人からジッと見られているということ自体が事実かどうか分かりません。
そうして気になって却って自分の方から見返すことになるようです。その様は傍から見ると何か理由もなくキョロキョロしているようで不自然さが目立ちます。
他人に見られている気がして、逆に周囲を見返す行為が変に感じられる事があるのです。こんな時、相手が悪いとイチャモンをつけられたりするんですね。そうなると外へ出づらくなり、NPOにも行かなくなったりするのです。
そんな時こそカウンセラーを受けて相談する事が必要になります。息子はカウンセラーで “人は敵意を持って他人を見つめることは滅多にありませんよ” と言われ、気を取り直してNPOに参加するのです。
そんなことの繰り返しですからNPOへの通所は定着しません。
親の気持ち
親としては先々のことより、とにかく現在を安定的に生活してくれれば安心できるといった心境なんです。“先のことを考えても今はどうしようもない、なるようになる、その日は必ず来る”と考えるしか無いのです。
段々と期待のベクトルが下がって来ていますね。でもこんな状態でも定着をしてくれれば、少しは先に進めて将来への展望が見えて来たりするものです。
主治医との関係
休みの日やNPOから帰った時は、必ず車で出かけて行きます。この時点で引きこもり状態は脱出出来ているようです。でも何か不都合なことが起きると何時でも引きこもりOKです。
車で出かける際は必ず小遣いの無心をしてきます。月数万円の小遣いと自身のNPOの報酬を使っても不足するくらい金使いが尋常でないのです。
私は時々息子に頼まれて薬を貰いに行くことがありますが、その際主治医にその事を相談してみるのですが全くアドバイスになりません。
ここで主治医と私とのやり取りの一部をご紹介します。
私;金使いが荒くて困ります。月決めた小遣いを〇万円使うのですが、すぐに使って更に追加を無心してくるのです。何かアドバイスいただけないでしょうか。
主治医;本人に、決められた事は守るように良く言い聞かせることですね。
私;そうしているのですが、中々守ってくれません。発達障害と何か関係性があるのでしょうか。
主治医;私は発達障害というのは治療対象としてしていません。本人の精神疾患の症状に対して治療、投薬をしているのです。(分かり難い表現ですがそういうことなのです。)
要は息子の行為は、発達障害との因果関係は不明と言うことなのです。
私;自分の思うように行かなかったり、お金を貰えなかったりすると物に当たったり、暴力行為に出るのです。
主治医;あまりにひどいのであれば、病院に入院する方法もあります。
以上こんな具合です。いかがですか、全く持って間違っていない模範解答ですね。
しかし、切羽詰まった家族には何ら響きません。
息子を発達障害と診断したのは、この心療内科の現在休養中の前主治医ですからね。引き継いだ現主治医が上記のような内容のやり取りでは、頼りなさを感じざるを得ません。
元々の主治医の復帰を待つしか無いのでしょうか。
主治医と患者、そしてその家族との信頼関係は、病気の回復や安定には最低限必須でしょう。息子は何となく惰性で通院しているような気持ちなんでしょうね。
またまた、お医者さんを変わりたいというような事を言ってきましたが、いつもいつも言う通りにはできません、ここへ通院して前主治医の復帰を待つように言いました。そうですよ、そうするしかありません。
私も精神的に疲れてきました。この先どうなるのかなあという不安はいつもどこかでくすぶっていました。
でも負けてはいられません、気を取り直して元気を出さなくては!とこういう時に考える癖も付きました。
息子も年齢や、世の中との接触を重ねるに従って少しずつではありますが、成長してきている気配も感じられます。地道に努力するしかありませんね。
今回はこれで終了です。
最後までお読み頂き有難うございました。