あるエピソード
こんにちはノンキーです。
前回の記事はこちらから↓↓↓
息子の入院経験について
実は息子はある時期に入院をした経験があるのです。
例の彼女と付き合っている頃です。
ある日、躁うつ症状を治すために入院をしたいと言い出したのです。
確かに現主治医の判断は、息子は強迫性障害や躁うつ病だと言うのです。そして躁が出るとテンションが上がり車で外へ出て行くのだと。私は “へ〜そうか!” という感じで、過去色々あったのでこれくらいのことでは驚いたりしませんよ。
部屋に閉じこもったり、時には車で走り回ったりするのは、躁うつの症状なのか! それを治すために本人の希望で入院したいと言うなら、それも良いだろうということです。加えて我々両親も日頃の息子の行動に落ち着かず、多少の余暇が欲しかったという気持もあります。暫く居ない方がその間だけでも安心して生活ができます。
もしかすると、新規のお医者さんが新たな見解を出してくれて、治療が前進するかも知れません、そういった期待感もあります。
入院となれば費用がかかりますが、手を尽くせば何とかやり繰りできることも分かりましたので、検討の結果その方向で行くことにしました。
何故息子が入院なんてことを言い出したのか、それは例の彼女の入れ知恵なのです。どういうつもりで言ったのか、息子が病気のせいで働けないということを単純に信じていたのです。そして自分の知り合いが入院することによって、うつ病が治ったので息子にも勧めたと言うことです。
息子は、それでは自分も入院して治療すれば治るかも知れない、という安易な気持ちで親に具申したといったところでしょう。
最初の病院探し
私独自で近場の有名どころを当たってみました。
そこは専門病院で、精神に病気のある多くの患者さんが通院や入院をしています。
とりあえず本人が行く前に、その病院へ行き息子の状態や生活状況を話しました。当然今掛かっている心療内科のことも話しました。
面談したお医者さんは女医さんでしたが、本人に会うまでもなく、あっさり断られましたね。
こんなお医者さんが果たして精神を病んだ患者さんを治療できるのかと思うほど、非常に冷たい態度であっさりとした言い方です。
“ 息子さんが入院となるとうちには閉鎖病棟しかありません。そこに入ったとしても、夜な夜な車に乗って走り回れたらたまりませんし、事故でも起こされたら迷惑です。今のお医者さんで継続したらいかがですか ”という趣旨のことを言われました。
いやいやだからお願いに来ているのです。そんなことぐらいしかアドバイス頂けませんか?と言いましたが前言覆せずで、私もこのような病院は不適切という判断ですごすご帰って来たのです。
改めて紹介頂く
入院できる病院となるとそれなりの規模になるため、多くは存在しません。
現心療内科へ行き、主治医に入院の意思を伝え紹介して頂くことにしました。主治医からはこれといったコメント無しで、本人希望であるならと了解してくれました。
早速担当事務の方と打ち合わせをして、その心療内科と繋がった病院を紹介してくれることになったのです。
入院の当日
ベッドの空きを待つこと1週間して連絡がありました。同市内の病院ですが、自宅から30〜40分のかなり山の方で近くには何もありません。自然環境に恵まれ、こんな所で療養すれば病状は良くなり精神も安定するでしょう。
手続きを済ませ、いよいよ入院の日がやって来ました。
息子はというと、準備物の中にお気に入りのフィギアやCD、コミック本などがあり、まるで友達の家へ泊まりに行くかの如く、何か大きな勘違いをしているようです。こんなところが発達障害たる所以でしょうね。
我々両親と息子3人はその病院へ向かって行くのですが、道中以前山村留学に行った時の事を思い出しました。
その病院へ到着、暫くのち若い担当医との面談です、問診の結果希望通り入院することになりました。
もちろん、持参した私物は没収です。息子はがっかりしていましたが遊びに来たのではありません。帰り際息子はこっそり私に言いました。“あの先生と会いそうに無い ”と、もう付き合っていられません、いい加減にしろです。
我々夫婦はそのことに耳を貸すこと無く、さっさと引き揚げることにしたのでした。
次回は、息子の入院生活の様子を書いて行きたいと思います。
最後までお読み頂き有難うございます。