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そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

親子関係はこうして悪化し、最悪の事態を招いて行ったのです。

なぜ両親は息子の行動を事前に正すことができなかったのか!

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こんにちはノンキーです。

前回の記事はこちらから ↓↓↓

息子SRがA君との交流が始まり、今までのこれといった友人がいなかった鬱憤が一気に晴れたかのごとく、夜になると出かけるようになりました。

一面行動的になって良かったように見えますが、内容が良くありません。夜遊びが過ぎるようになったのです。

通学の頻度は益々減少し、親からはきつく叱られ、唯一A君との遊びが楽しみになったのです。

担任の先生も時々来て、通学を促すのですが、その時は行ってもすぐに休んでしまいます。

自分自身の本分を完全に忘れてしまっています。

 

昼間はどうしているかと言うと、部屋に引きこもっているばかりでは無く、レンタルビデオや趣味の小物を買うために出かけます。

母親の車に載せてもらって行くのです。自力では行きません。

もちろん、母親が仕事がOFFの時間帯に限りますが。

理由は、外で誰か(小、中学時代の知り合い)に会うことを嫌うのです。そのため一人では行けないのです。

そして夜は夜でA君が迎えに来るのを待っているのです。

息子SRが携帯電話で連絡をしているのでしょう。

一旦出かけると深夜まで帰ってきません。
そんな状態ですから、親としてはトラブルに巻き込まれやしないか、いやトラブルを起こさないかと気が気ではありません。

 

更に問題になってくるのが金銭面です。

A君が息子SRの分も負担しているわけではありません。

車で遠方まで行くのですから、ガソリン代、遊ぶお金に多額の金額が発生します。

当時の息子SRの小遣いはいくらだったのでしょうか。

A君と遊ぶまでは、一月当たり5千円です。定かではありませんが、それでなんとか賄っていたのでしょう。

しかし、不足しだすと追加を要求してきます。前述しましたがガソリン代だけでも5千円では足らないですよね。

ましてあちこちで遊ぶとなると到底足りません。

A君はどうでしょう。働いているのでその範囲で使っていると推測できます。

息子SRがA君と同じ行動ができるわけが有りません。

しかし息子SRはそれをしようとして親に要求し、否定されて衝突するのです。

小遣いが無くなると要求してきます。

親は否定します。それでもしつこく要求してきます。

諦めてそのまま出かけていく場合もありますが、翌日も同じく要求するのです。

親は、毅然とした態度で、これを受け入れないようにするのが望ましいのですが、毎回そうも行きません。親の甘さが出てきて、時には多少の小遣いを渡すことになるのです。

これが本人の新たな成功体験となって行きます。粘ればなんとかなると。過去にもこれで成功しています。

段々とエスカレートして金額が張ってきて、親との揉める度合い、頻度が激しくなるのです。

A君の行動が悪いということではありませんが、息子SRと遊ぶと自分の思い通りになるのでしょう。長い間この状態が続いた記憶があります。

親子関係は悪化の一途を辿り、冷静に話し合う雰囲気ではなくなりました。息子SRは家族から仲間はずれになった立場です。

 

ここで、今になって考えると正常な姿とはどういった形だったのでしょうか。

息子SRが昼間の高校へ行くのを挫折して、定時制に行くようになったまでは仕方の無いことでしょう。あくまで本人の意思もありますし、息子本来の特性の要因もあるでしょう。

環境的には、息子SRが苦手とする他人との接触や、コミュニケーションが少なくて済むのです。

であれば、目標である高卒の資格取得のため、真面目に通学する事が重要です。

あわせてできれば徐々に社会に慣れるためアルバイトでもして、自分の小遣いを稼いだり、来るべき就職の準備などすれば尚良いでしょう。

あと2年間、真面目にそして一途に何とかやり通せば、多分その時点よりは明るい将来が待っていたのでは無いかと思うのです。

 

なぜそれができずに親子関係が崩れ、想像もしなかった事態が起きたのか、非常に残念で今も悔やんでいます。

息子SRが今で言う発達障害で有ったとしても、また専門家である医療機関や行政が知識不足で有ったにせよ、何とかできなかったのか?

親としての果たすべき責任を全うできなかったと言う訳です。

私はそう思うのです。

 

今回はこれまでにします。

次回はそれが何だったのか、詳しくは書けないので少しだけ触れておきたいと思います。

では、最後までお読み頂きありがとうございました。