疑問が残る、何故息子SRは一定の環境に定着しないのだろう
息子SRの問題行動の発端となったきっかけとは!
こんにちはノンキーです。
前回の記事はこちらから↓↓↓
新学期の始まりです。2年目からの再スタートです。
息子SRも目下の目標は定時制高校の卒業です。
あと2年間は真面目に行って卒業することであり、その間に次のステップを模索しなければなりません。
本人の気持ちの中には、最終目標 “ 就職 ”というのが念頭にはあるようです。良いことです。
しかし息子SRにおいて、事はそううまくは運びません。
実はこういう事なんです。
前回記事で少し触れましたが、息子SRには前高校で仲良くなったA君と言う子がいたのです。
A君は前述の水産系高校を卒業して、地元の食品製造会社に就職したのです。
地元とは言っても、自宅から車通勤で30分以上かかる距離で、その会社は我が家を挟んでさらに10分ほどの位置にあるのです。
A君は何時の頃からか帰りに我が家に寄って、息子SRと一緒に出かけるようになりました。
そんな時は息子SRは学校へ行けませんわね。欠席です。
これがたまにであれば良いのですが、週に2~3回の頻度で寄って息子SRと出かけていくのです。
必然的に出席日数の心配がまた出てきます。懲りないですね、認識不足もいい加減にしないといけません。
当然親として本人に注意します、相手の子にも話して配慮するように伝えます。
しかし、意に反し段々とエスカレートして行ったのです。
A君よりむしろ息子SRの方が積極的になって行ったのです。
理由は2つあります。
①息子SRは元々社交性に乏しく、今までこれといった仲の良い友達ができていません。それがA君が接近して来て一緒に遊ぶことによって、その楽しさにハマってしまったのです。
②A君は車通勤をしており、息子SRにはそれが羨ましくも有り運転したかったのでしょう。時々運転をさせてもらっていたのです。
嬉しかったのでしょう、親しい友達のいない息子SRに、初めて親しく接してくれたA君です。
今自分が何をなすべきか!そんな事は放っておいて、まわりの状況に影響され流されてしまうという性格です。
またまた親が注意しても言うことを聞きません。
学校へ行くのもそこそこで欠席が多くなって来たのです。
そんな中にあって、A君が誘いに来て息子SRが出かける際、妻の車に乗って出かけるようになったのです。
確かに今まで息子SRの送り迎えをA君がしていたため、A君にとってガソリン代の負担が重くなります。
よって息子SRは自力で帰ってくるために、A君の家までの往復を妻の車を利用するということになったのでしょう。
A君にとっては負担が軽くなり、また息子SRは益々A君との遊びに夢中になって行き、出かける頻度が増えていったのです。
ここでまた問題が発生しました。
それは燃料代です。
息子SRが乗っていく妻の車がいかに軽四とは言え、片道30分のA君の家から更に二人はそこから先の隣町まで30分かけて遊びに行くのです。
そこは賑やかな地域ということも有ってそこまで出かけていくのです。それも息子SRの車で。
これが続けば、燃料費はたまったものではありません。
ガソリンスタンドから、燃料費の確認がはがきで来たほどです。
金額はここでは詳しく書きませんが、極めて常識を外れた高額なものです。(二桁に近いウン万円です)
息子SRには厳しく注意をして、またまた自分がすべきこと、その他諸々について諭したことは言うまでもありません。
しかし息子SRはここで一つの悪しき事例を学びました。
先ず車を所有すれば友達であれ誰であれ、知り合いができれば楽しく遊べるということ、更に先には触れていませんでしたが、この頃から携帯電話が普及をし始めていました。
個人的に所持している人はまだまだ少数でしたが、息子SRを取り巻く環境にはそのあたりは早いものが有ったのです。
例えば定時制の生徒、働いている人もいますので持っていても不思議では有りません。
それに遊び友達のA君です。A君も社会人です。
息子SRが欲しがるのも無理はありませんが、自身の立場を考えれば時期尚早です。
粘りに粘って、そしていつもの論法です。
“みんな持っている、ちゃんと学校へは行く。A君との付き合いも程々にする ” ということですね。
過去に免許証取得の時に経験した成功体験発動です。
私は今になって思うのです。
息子SRに与えた車の免許、携帯電話がいかに時期尚早であったか、今後十数年に渡って続く、親子の葛藤の大きな要因になったのでは無いかと。
車や携帯電話などは、自分自身でコントロールできて所持するものであって、親に世話になっている間は我慢するべきだ思いますよ。
でも実態は違って、今は小学生でも携帯を持っていますし、便利になった以上に使い方を誤ると、事件にも繋がりかねませんね。
子どもが心身ともに自立できるまで、親がしっかりと守ってあげなければならない今の世の中の仕組みなんでしょうか?
ましてや先の時代、2000年代初期の頃は、我が息子SRのような特性(発達障害)を持った子へ対応するスベは確立されていなかったのです。
無理もありません。
発達障害と言う言葉も一般的で無かった時代でしたからね。
ということで、次回からは親子関係の葛藤が鮮明になっていきます。
最期まで読んで頂きありがとうございます。