またもやいつものパターンにハマってしまうのか、中々先が見えてこない!
自分が興味のあることには取り組めるが、そうでないと逃げてしまうのか?
こんにちはノンキーです。
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息子SRは定時制高校に通い始めて2年目になりましたが、出席日数が少ないため単位不足になっていました。
3学期は単位取得のため頑張って通学する必要があります。
が、そんな折も折、息子SRが自動車免許証を取りたいと言うのです。
それどころではないだろうと思うのですが、自身の置かれている立場が理解できていないと言うか、空気が読めないと言うか全く意に介しません。
というのは、息子SRにも中学生時代からの友人が一人だけいるのです。そしてもう一人、前高校の同級生にもそこそこ仲良くなった子がいたのです。
それらの子の影響でしょうか、本人も免許証が欲しいというのです。
18歳になれば免許証は取得可能ですからね。
そういうことは知っているんです。
そう言えば、地方は交通事情が悪く電車やバスが網羅されていません。
生活には通常マイカーの利用者が大半です。
私の勤めている会社でも、新入社員は入社時から既にマイカーで通勤しています。
聞いてみると、親が買い与えているんですね。当然自動車学校の費用もです。
給料から親へ毎月返済するとは言っていますが実際は?です。
私達の時代は、親にはそんな余裕は無く、自分で働いたお金を貯めて、直接車屋と交渉して購入したものですが、時代は大きく変わったらしく子どもに甘くなっていますね。
そんな状況ですから、息子SRが免許を取りたいと言い出したのも友達からの情報でしょう。
でもね、おかしいですよね。
その子はきちんと高校を卒業し、卒業後は就職して、先例のように親に毎月返済するのかも知れないでしょ。
そのあたりはどうも息子SRは理解していないと言うか、考え及ばずと言うか全く分かっていないんですね。
親として理論だって言い聞かせようとするのですが耳を貸さないのです。
友達がすることを自分も同様にしたいのでしょう。
“ みんながすることを自分もしたい 。みんながしているから自分もする”、これは幼い子どもの論法でしょう。
おかしいですね。本人が今やらなければいけない最優先の義務については果たさ無いのに。
そして、自分の欲求を達成するためにその論法に輪をかけて、次の条件を提示してきます。
それは “ 免許証を取らせてくれたら、真面目に学校へ行く、アルバイトもする ”とね。
大甘の親としては、ついその言葉に乗って信用してしまいますよ。でもさすがに車まで買い与えることはありません。
日中は暇ですから自動車学校へ行きます。
夜は学校へ行ったり行かなかったりと定着しません。
でも自動車学校へは休まずに行くのです。
このアンバランスは何でしょうね、自分の興味のあることは進んで行うが、そうでない好まない事はしない、または逃げる。
こんな事、大人になれば通用しません。
好まないことでもしなければならない事は、しないといけないのです。死活問題になるのです。
この訓練をするのが学校教育でもあるのです。
ところで、自動車学校はどうなったのでしょう。
中々一発では卒業できません。
補修、補修の連続です。面白いことに自動車学校はくじけずに続けて行くのです。
そしてついに合格したのですが、多くの費用がかかりました。
昔と違って高いのですね。子どもの数が少ないという理由もあるのでしょう。
しかし、これで終わりではありません。
さらに免許センターでの学科試験があります。
結論を言います。3回目に通りました。
余程嬉しかったのか、途中から電話報告がありましたよ。
後日、担任の先生にこのことを話したら、3回で取れたことを褒めてくれました。ご自分の娘さんは4回目に取れたとか言ってましたね。
そんなこんなで晴れて自動車免許証を取得した息子SRですが、ことはそううまく運びません。
こんな事がありました。
免許証を取ってしばらくしてアルバイトをすると言うのです。
昼間は暇ですからね、小遣い欲しさもあったのでしょう。
良いことではないですか。もちろん賛成しました。
バイクに乗ってビザの配達です。
さあ、1週間は続いたのかな? 解雇されたようです。
理由は、配達の不備、要は届けるのに時間がかかったり、届け先が分からなかったりと、お客さんからのクレームでしょう。
地理的事情に疎いのです。地図が読めないとか聞いても十分理解しないまま出かけるとか、そういったことですね。
息子SRは自分自身の能力をも考えずに無謀にも、そのような職種に取り組んだのです。
熱意は評価できますが、無理だったのですね。
もっと自分に合った仕事は無かったのでしょうか。
そしてある日担任の先生から連絡がありました。
“ 単位不足のため留年決定です ”
先生も配慮して下さいましたが、進級はできませんでした。
もう一度やり直しです。卒業まであと2年かかります。
しかしこのやりにくさは何なのでしょうか。ここに至ってもすんなりと行きません。
息子SRに対する私達親の姿勢が、必然的に厳しくなって行くのも仕方の無いことでしょう。
次回は息子SR、18歳の春から始まります。その年の誕生日に19歳になるのです。
では最期までご覧いただきありがとうございました。