ノンキーオヤジの 人それぞれ ・ 人生いろいろ

そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

果たして定時制高校は自分の居場所として定着したのか?

今度こそ息子SRに適した居場所だったはずなのに!

           

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こんにちはノンキーです。

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ともかく息子SRは定時制高校に再入学しました。

前高校の単位があったため、通常4年間のところ3年間で修了できる事のようです。

 

始業は夕方からですので、自転車で片道20分ほどで通学も楽です。

1日の授業時間も長くはありませんし、全日制に比べると全体的にハードルは高くはありません。

 

一方、1学年あたりの生徒数は少ないのですが、人間関係はどうなんでしょう。

中には働いている人もいるでしょうし、息子SRと同じような環境の人もいるかも知れません。

息子SRにとって今までと違い、精神的に負担の軽い環境での生活が始まります。

担任の先生は少し年配の人の良さそうな方です。

これで3年間真面目に通学して、単位を取得すれば高卒の資格が得られます。

これこそが本人に最も適した生活環境でしょう。

 

この結果は、息子SRが誕生した時に、親が勝手に想定した状態とはかけ離れている気がしますが、今となっては仕方の無いことでしょう。

妻はいち早く息子SRの変わった性格を感じて行動しましたが、のんきな私や、行政機関の情報不足による対応が不適切なこともあって、息子SRにはむしろ辛い目をさせたかも知れません。

 

我々両親は今度こそ安定して生活して欲しい、日中は時間があればアルバイトでもすれば社会との接触ができるし、将来の役にもたつだろう。 

といったやや安堵した気持になったものでした。

 

しかし現実は私が考えるような甘いものでは無かったのです。

生来のんきで危機感の薄い、不安を感じながらでも何でも放置して、成り行き任せにしてしまうのんびり屋のオヤジなんです。

 

私達両親は、この頃いつもこう言っていました。

息子SRは、同世代の子よりやや精神的に幼稚さがあり社会にとけ込むのが遅いのだ。

本人が社会に接触しながら慣れて成長するのを見守り、待つしか無い。

とは言っても、成長度合いが遅いなあという気がしましたよ。

 

さて心機一転(心機一転が多いですね)、息子SRは気持ちも新たに定時制高校に行き始めました。

カレンダーが変則ですので学校のある日とない日、授業の時間割などは本人に任せきりになります。

最初の1年間はそれなりに行っていたようですが、またまた2年目から時々休むようになってきました。

理由は単純明快、本人曰く “教室に入るなりいつも自分の方をジロジロ見る嫌なヤツがいる、それも二人で笑ったりヒソヒソ話している。だから行きたくないのだ” と。

親から見れば、何とも他愛のない事だと思いますが、本人にとっては重大事なのでしょうかね。

でもこれっておかしいと思いますね。
自分の事を言っているのか、それとも二人だけの会話なのか確かめれば済むことでしょう。

もしくは無視すれば良いだけのことではないでしょうか。

ところが息子SRはそういった事ができないんです、気になるんです。

“何とも情けない” と親は思うのですが。

こういった事が理由で学校を休んだ時、親は本人を諭したり、励ましたり、叱ったりするのが普通ですよね。

叱りませんか?、いい加減にしろと。

いくら単位制でも、休みすぎると単位不足で留年になります。

このパターン、一体何回繰り返せば良いんでしょうか。

本人は今までこれが通用して来たことで、嫌な時は避けるこのパターンが定着したのでしょうか。

とんでもない時にとんでもない学習能力を発揮するものです。

またまた担任の先生のお出ましです。

こんなことを繰り返しながら、学校へは行ったり行かなかったり、昼間は暇ですから、アルバイトでもしたらと思うのですが、腰が上がりません。

こうして2年目の2学期が終わり、3学期に入っていきます。

この時息子SRは早くも18歳になっていました。

人生、人それぞれの生活パターンがありますので、どれが普通とは断言できませんが、親の保護下にある間は世間一般の生活ができれば良いなあと事あるごとに思ったものです。

 

本人の資質、親の教育、社会のサポート等色々問題があったにせよ、そういった生活とは程遠い18歳までの道のりでした。

これからも息子SRにとって、どのような生活、試練が待っているのでしょう。

 

今回はこれまでです。ご覧いただきありがとうございます。

また次回、続きを書いていきます。