環境がいくら変わっても、根本原因がある限り問題の本質は見えてこない
高校の担任の先生も協力してくれたのに、やはりだめだったのか
こんにちはノンキーです。
いよいよ息子SRは高校生です。
水産系の実業高校で将来は水産系の業種が目標ですかね。
前回の記事はこちらから。
通学には、自転車、電車、徒歩で片道の時間は約1時間位かかります。
1学期の初めの頃はそれなりに通学しており、成績は妻によると全体の中では良い方だったようです。
しかし水産系の高校は男性的で野外活動等それなりの体力を必要とします。時には大きな声も出さないといけません。
息子SRは運動神経はそれ程悪いとは思いませんが、団体での行動が苦手です。チームワークを必要とするような野外授業では、クラスメートの非難もあったのでしょう。
ここでも悪い習慣が出てきました。
嫌なことに直面するとそれを避ける、それから逃げるといった息子SRの悪い習慣は、かの山村留学で中途半端に過ごした時に定着したのでは無いかと私は思うのです。今でもそれは否定しません。
そんなこんなで、1学期後半よりまたまた息子SRは通学への抵抗を示し始めました。
時々通学しなくなったのです。
またこのパターンに入ってきました。私達両親の精神的負担、ストレスが始まります。
息子SRは原因をはっきり言いません。
担任の先生が訪問してきて話を聞いても同じくはっきりしません。
こういったのが一番困るのです。何が嫌で行かないのか不明なのが困ります。
こんな事がありました。
ある日仕事中に先生より電話があり、息子SRを朝家によって学校まで連れてきたので、帰りは迎えに来て欲しいというのです。
私としては感謝の気持ちと申し訳ない気持ちでしたが、そこまでしてもらわなければ学校へ行けない息子SRに対し、何と言っていいか情けなさと怒りが湧いてきたのでした。もう子どもではないのです。
迎えに学校へ行った時に、息子SRは他の生徒とパッと見仲良く談笑していました。
“あ、いい雰囲気でないか!”とその時は思いましたが?
これ以降は迎えに来ていただくことはありませんでしたが、夕方に時々は寄って下さいましたね。
しかしながら、段々と登校する頻度は少なくなって行き、1学期の後半は半分位になって行きましたかね。
私達両親は、朝になると息子SRが登校するか否かを心配して胃の痛む毎日が続いたのです。大きなストレスになります。
これは何なんでしょうかね。非常に辛い毎日が続きましたね。
考えるに息子SRは、学校のような集団での生活ができないんでしょう。
苦手とか向かないといった中途半端なことでなく、できないということです。
原因は何なのか、私達のような素人には気づくはずもありません。
いや当時は専門科でも適切な判断はできなかったでしょう。
とはいってもまだ学校という社会との関わり合いがあるため、この時点ではその学校を卒業することに一生懸命でしたね。
しかしこの願いは虚しくも叶えることはできませんでした。
息子SRのこの集団生活ができない、コミュニケーションがとれない、人前で話せないといったことが原因で学校へ行けないのです。
勉強や運動が苦手とか嫌いとかでは決して無いのです。
そういったことを学ぶ環境が本人に適していないのです。
これは環境が悪いのではなく、本人の特性によるものでしょう。
無理強いすると摩擦が生じます。そういうものなのです。
この頃から親との摩擦が出てきました。
息子SRの反発です。
次回から親子関係の崩れが見えてきたことについて書いていきたいと思います。
では今回はこの辺で、ご覧いただきありがとうございます。