ノンキーオヤジの 人それぞれ ・ 人生いろいろ

そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

やっとの思いで高卒の資格が取れました

 紆余曲折しながらの高校行脚

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こんにちはノンキーです。

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さて息子の通信制への通学はその後どうなっているのでしょう。

 公立の通信制の授業は2週間毎に送られてくるレポートの提出がメインになります。
そしてこれが中々に難しいのです。とてもじゃありませんが息子の手に負えるレベルではありません。相当真剣に取り組まないと問題に回答することができません。当たり前ですけどね。
 
休みの日などは私も一緒に手伝う気持でいましたが頭が痛くなります。
通信制とは言え、地域ではトップクラスの進学校ですからその卒業生にはそれなりのレベルを求めるのだと思います。
息子は最初のうちは図書館に行ったり、私に教えを請うたりしていましたが進むに連れて難しくなるレポートについて行けなくなり、段々と提出しなくなったのです。
 
そして週末の登校も行かなくなって来たのです。通信制は自主性に任せて勉強するところなのでしょう、先生方のフォローは有りません。私も以前のようには学校とのコミュニケーションを取ることは有りません。
息子も大人ですから自分の事はある程度自分で決めて行動するべきです。
基本はここにあるのです。しかし息子はそのような当たり前の、普通の一般的なことが全くできないのです。
 
今回も親たちがアドバイスしないと、次に自分がどうすれば良いのかを考えることも決めることもできません。
ただ流れに任せているというか、ほったらかしのようです。せっかく通信制という、高卒の資格を得るチャンスに恵まれたのにそれを活かせないとは情けない限りです。古い言い方ですが根性が全くありません。
知らず知らずのうちに全く行かなくなり、レポート提出も滞ったままになってしまいました。これでは卒業できる目途は立ちません。どうしたものか? またまた親の出番が来ましたね。ほんとにお人好しの大甘親です。
 

そして次の一手を模索するのです。

ほんとに疲れますわ。

このブログを読まれている方いかがでしょう、どのように感じられますか?お人好しもいい加減にしたら! とお思いでしょうね。
 
この時点で息子は21歳過ぎです。 自分の将来をきちんと見据えて仕事をすることを真剣に考えないといけませんね。
 
基礎学力の無い息子には公立の通信制能力的に無理があったのです。頑張ってこれを克服するという根性も力も備わっていませんので当然といえば当然の結果です。親子共々甘かったのですね。
 
そして遂にこの通信制高校から、私立高校が経営する通信制高校へ転校することになりました。いわゆるサポート校というものです。
この学校のシステムは、レポートといったものはなく、単位取得のための通学や野外活動への参加をこなしながら単位を稼いで行くというものです。いくら息子が能力が無くても、これだったらできるでしょう。
 
単位の引き継ぎ結果、息子の場合は残り約1年未満で卒業可能となった訳ですが、高校の性格上かなりの金額がかかるのです。とにかくこういった子供にはお金がかかるのです。この頃私は現役で働いていましたから何とか捻出することができましたが、当の本人は全く無頓着で意に介しません。親に対する感謝とか、そんな感情をまるで持ち合わせていないかのようです。
そんなことですから、今後もあらゆる場面で親を困らす出来事が頻発するのです。
 
さて今度の高校ですが、息子にとって卒業するための最低限の授業や野外活動の参加日数を事前に把握することによって、計画的に通学することが出来るのです。後で知ったのですが息子はこれを計算して通学し、ギリギリ最低線の単位取得で何とか卒業して証書を貰うことが出来ました。
曲がりなりにも、一応高卒の資格を持って世間に出ることができるのです。
 
この時息子は既に22歳になっていました。とにもかくにも実に7年もの長い時間を要したのです。
 
本人にとってはドクターショッピングをしながらの通学ですから、かなりきつい時期であったのも事実です、見方を変えればそれなりに頑張ったとも言えますね。
 
さてと親としてはやっとの思いで息子を高卒まで持っていくことが出来たのですから、これからは息子自身の行動で仕事を見つけ社会へ羽ばたいて欲しいと願うのでした。
 
しかしこの息子SRに関してはその願いも虚しく空回りに終わるのでした。
 
次回、また心療内科に関して息子のドクターショッピングについて書いていこうと思います。
 
最後までお読み頂きありがとうございました。