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そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

発達障害と上手に調和しながら生きていくには?

息子の発達障害について詳しく述べる

 

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こんにちはノンキーです。

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息子の発達障害とはどんな状態のことを言うのでしょうか?

これがある程度明確にならないと家族として対処のしようがありません。

今度の主治医曰く、息子は自閉症スペクトラムと多動性障害を併せ持った発達障害ということなのです。

 自閉症スペクトラムとは

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  多動性障害とは

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息子については上記いずれの場合も症状としては軽度と思われ、通常の生活面では健常者との差異は殆ど見受けられません。

しかし、ある特定の課題を与えられた時にそれを解決する能力に問題があるのです。

どういう事かというと、自閉症スペクトラムの面では端的に言うと他人とのコミュニケーションが苦手で意思を伝えることができない、集団の中での活動ができない。また多動性障害の面では、一つの事に集中できずすぐに他の事に興味が移ってしまう。特に仕事などでは1週間も継続することができない。困難な場面に遭遇するとそれを乗り越えることなど到底出来ず、すぐにくじけて諦めてしまうということです。

 このような発達障害がベースにあった息子は子供の頃から生きにくさを感じていただろうと推測できるのです。

自分の苦手な、またできない部分を周りから強制され、それが出来なければ叱咤激励されるという生活を何年も送ることによって、そのプレッシャーに精神は疲れ、気持ちは荒れ果てて来たのだと推測できます。

 

ストレスが積もりに積もって精神を病んでしまった結果、鬱や強迫性障害といった2次的な障害を発症したのではと思うのです。

強迫性障害とは

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以上のことが判明した上は、息子には2次障害の治療を受けながら、生まれつきの発達障害とうまく付き合っていってくれることを望むのです。

それには何より息子自身がその事を自覚して、主治医のアドバイスを謙虚に受け入れ、行動することが肝要だと思うのです。

そして少しでも社会との接触を経験しながら、他人とのコミュニケーションが図れるように無理なく現在のNPOへの参加をすることではないかと思うのです。

一方家族の対応としては本人のするべき事が明確になった以上は、それが破綻しないよう継続的な環境づくりが必要でしょう。

 

息子が行動するための交通手段について記しておこうと思います。

まず通院は、その心療内科へは車で約20分ほどかかるのですが2、3週間に一度の通院のため我々両親のどちらかが送迎することにしました。そしてNPOの仕事の方は、自転車で15分ほどですので自力で通勤することにしたのです。最初は不慣れのためと月間就労制限があるため毎日の出勤は必要ありません。週に3日の出勤でそれも半日からのスタートです。仕事の内容は施設の清掃が主なもので、これであれば安定的に継続できるのではないでしょうか。

 息子のB型就労支援は、2年間の猶予がありその期間がくれば一般就労に就くかA型就労の雇用契約制のいずれかになるのです。この時点では2年先のことまでは考える余裕はなく、何とかこの生活が定着してくれればという思いだけでした。

 

息子の趣味について書いておきたいと思います。

どうでも良いとお思いでしょうが、これが今後の家族関係のキーになって行くのです。

1つ目は、車の運転です。仕事やプライベートで車が必要になる事は稀だと思いますが、とにかく目的無しに漫然と運転するというのが好きなんです。子供が玩具で遊ぶような感覚でしょうかね。

2つ目は、携帯電話です。とにかくむやみやたらと電話をします。出会い系サイトといったところへもするのです。通話、通信とも今のように定額制が無かった時代ですから当然のごとく高料金になります。

私は日々の料金管理をしながら使い過ぎに注意をしたりしていましたが効き目がありません。本人の特性上自己管理なんてできないのです。

 私はこの2点が息子の人生に於いて大きな障害になった要因の一つではないか、そして心身ともに年の割には未熟な息子に、その事を容認した親の責任は大きかったのではないかと思うのであります。

 

次回からはこの2点のことに端を発した出来事について書いていこうと思います。

 

今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。