最終回・息子SRにとって“良かったのか、悪かったのか!? 今でも不明な中学生の時の出来事
さらば自然学園、初志貫徹できなかった山村留学とのお別れです。
こんにちはノンキーです。
今回で山村留学シリーズは最終回になります。
前回の記事はこちらから。↓↓↓
息子SRが通学している中学校は、生徒は少数ですが県下ではソフトボールの強豪校で、スポーツが盛んな普通の学校です。
その学校が〇〇自然学園と提携して、山村留学に来ている子供を受け入れて地元の生徒と一緒に勉学をするということですね。
これって、学校生活についてだけを見ると、どこでも行われている通常教育と同じです。しかしその生徒に対するサポートは緩いものなのでしょう。
成績の評価も同一線上で行います。
ちなみに成績表を見てみますとオール△、1教科だけ△+1でした。
△の評価はご想像にお任せします。
学校生活を除く私生活だけが、家庭でなく自然学園で行われるということです。
確かに、山々に囲まれ自然に恵まれた環境ではありますが、息子SRの生活困難な要因は、元々家庭生活に有るのではなく学校生活に有ったのでは無いかと思うのです。
その切り口から考えると、自然学園が息子SRにとって家庭より居心地の良い場所で有るのと同時に、学校もそれに類するストレスの少ない所で有るのが望ましかったのではと思うのです。
誤解の無いように言いますが、私はこの自然学園のシステムを否定しているのでは無く、息子SRには適合しなかったのでは?とあくまで各論で言っているのです。
むしろその落差が大きい分、通学へのプレッシャーが増幅していったのかも知れません。
中2の三学期は、自然学園のスタッフのフォローも虚しく息子SRは、通学の頻度が減少して行ったのです。
この実態を把握した私は、このままの状態で中学校を卒業しても、高校進学の目途が立たないのではないか?と危惧したのです。
中2の春休みに一時帰省?した息子SRに現状の気持ちを聞いてみました。
しかし漠然としていて意思表示が判然としません。
そこで私からの提案です。
地元へ帰って、進学も念頭にこちらの中学校に通学してはどうか。
それとも、現状で頑張って通学して高校受験をするのか。
地元へ帰ると当然家族との関わりも増えてきますし、自然学園とは違ったまた元の生活環境が待っています。
本人がどの程度理解したのか分かりませんが、地元へ帰るという提案を即座に受け入れました。
しかし、元の鞘に収まってきちんとした生活ができるとは、誰も保証の限りではありません。
むしろ甘やかしてもっと厳しい状況に陥る可能性さえあります。
それでも私としては、親元の目の届く所で生活して、しっかりした人間に成長して欲しかったのです。
わずか半年くらいの留学生活で成果を出せるとは思いませんが、あのまま自然学園で継続して生活していたとして、どのような経過になっていたのか想像はできません。
自然学園側も残念そうでしたが、本人の意思を受け入れてくれました。特にアドバイスも無かったように思います。
お別れの日には、たまたま同室のY君他、数人の生徒が卒園の日でした。
当日は盛大に卒園式が行われ、息子SRは7ヶ月間の〇〇自然学園の思い出を胸に、両親共々その地を離れたのでした。
いかがでしたでしょうか?
息子SRにとってこの経験は、良かったのか悪かったのか、果たして何も意味が無かったのか、以後の経過から見てどのように判断できるのでしょうか。
さて中学3年から故郷の中学に復帰した息子SRの生活が始まります。
どのようになっていったのでしょうか、次回から書いていきます。