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そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

中学生になって選んだ部活動は、まさかの???

 意外にも意外、息子が選んだ部活はテニスでした

 

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さて息子SRは中学生になりました。

学校までは2Kmくらいでしょうか、自転車で大体10分で行ける距離です。

 

新調の学生服を着て、毎日元気に通学し始めました。

 

中学生になると、部活への入部を勧められます。

息子は、小学校の時は友達に誘われてサッカーをしていたようですが、あくまで遊びの範疇で対抗試合などはしたことがありません。

 

息子SRが選んだ部活動は、何と“テニス”だったのです。

 

おそらく今までテニスについて、ルールはもちろんの事、観たこともしたことも無いはずです。(私の知る限りでは)

 

何故テニスを選んだのか?

 

私の推測では、小学生にとってポピュラーでないスポーツは何か? と考えたところ、陸上、野球、サッカー、バレーボール、バドミントンなどに比べ、テニスは小学生はあまりしていないですよね。

 

そういったところから、本人にとってもスタート時点から差のついていない種目を選んだのではないかと想像するのでした。

 

でも、まさか息子がそこまで戦略的なことを考えることはないと思いますがね。

 

 

 元々運動神経は悪い方でないため、それなりに頑張れば他の子にも負けないくらいの能力は備えていたと思います。

 

テニスの練習場は校外にコートが有ったので、時々練習風景を見に行ったりしていました。

頑張っている様子を遠目に見ながら、微笑ましく感じたのを覚えています。

 

そうこうしている内に、他校との対外試合が催されましたが、その選手に選ばれなかったことを悔しがっていたことも有りました。

 

自分と実力的に差のない子の方が選ばれたとのことです。

しかし、息子にも積極的な面があったのですね。

 

勉強の方はというと、物事の理解力、覚えがあまり良くなかったようです。

 

私にも覚えがありますが、中学生になると勉強も一段と難しくなるものです。

 

定期試験もあります。宿題を始め家庭での勉強は欠かせません。

しかし本人は、なによりも勉強の方法がどのようにすれば良いのか分かっていないのです。

 

試験勉強など聞いたこともしたこともないSRにとって、それはかなりの重荷になっていったのでしょう。

 

成績はいつも低迷していました。

成績表の評価もよくありません。

 

しかし、本人は成績を上げたいという意欲は有ったようでした。

近所に塾の先生がいて、時々指導を受けていましたが、それもいつしか行ったり行かなかったりと定着しませんでした。

 

 

友達関係はどうでしょう。

他人とのコミュニケーションが苦手?な息子SRは、何人かの友達ができました。

学校から帰宅後、ほぼ毎日のように遊びに出かけ、相手の親には少し疎ましく思われていたようでした。

 

我々両親は息子に対しもっと親身になって、学校での過ごしにくさを理解してやれなかったのか、と今更ながら思います。

 

我々の中学時代とは違うんですね。

 自分で考え、自主性を持って行動する、間違えれば教師が指導してくれる。

 

特に行動のデキの悪い生徒(不良ではない)には、先生は時には鉄拳を持って指導することもありました。

実際、私どもの中学生時代はそういった光景を幾度も目の当たりにしたものでした。

 

教師の生徒に対する姿勢は、そういうものだと考えていました。

 

しかし時代は、大きく変わって行ったのですね。

 

宿題をしていなくても強いお咎め無し。

授業を妨げるような行動をしても注意もそこそこ。

生徒に怒鳴ったり、手を挙げようものなら暴力だと非難を浴びる。

 

まだ考え方や行動の未熟な生徒の指導に、優しい言葉で言わなければならない。

 

見方を変えれば今の子供は、知識だけでなく人間形成の場としても教育を受ける学校で、その指導者から誠心誠意、心のこもった教育を受けられない、ということなのでは無いかと思うのです。

 

この考えいかにも古いんでしょうね。

 

子供に手を挙げたりする指導は、決して正しいものとは言えませんが、時には子供によってはどうでしょう。

 

 

ずいぶんと昔の話ですが、私の小学6年生の時です。こんなことがありました。

 

 

スポーツは万能、勉強もまあできる方、下級生にも人気の、そして町長の孫だったと思います。しかし俗に言うお山の大将と言ったイメージではありません。

 

担任の先生は少し年配で、どの子にも平等にそして優しく対応されていました。近寄りがたいとか怖いとか感じたことは一度もありません。

 

音楽の授業中でしたが、その子が何をしたのか言ったのか、その時は不明でしたが、おそらくそれまでも先生から見て目に余る行動が有ったのでしょう。

その生徒に近寄り、何か言いながら何発も平手で、後頭部より下の所をかなりきつく叩いたのです。

何か諭しながら、先生も今にも泣きそうな感じでしたね。

その子は泣くでもなく我慢をしているようでした。

 

小学6年生の時の出来事ですよ。今だったら大事件でしょう。いや、当時でも相当な事だったと思いますよ。

 

しかしですよ、その後、どういう経緯があったのか小学生の私が知る由もないのですが、その子の行動は大きく変わりましたね。

それもビックリするくらい改善されました。今でもその変わりようを鮮明に覚えています。

 

授業の発表は積極的になり、行動も真面目になりました。子供の私でも分かりましたよ。

先生は何事も無かったように、その生徒に接していましたね。

 

私自身、この年齢になってもその先生の事は鮮明に覚えています。

こんな事今では全く考えられないでしょう。

 

私はこの古い過去の出来事を肯定しているのではありません。

時代が大きく違います。

 

今の子供、世に中には通じない考え方なのです。

 

しかし、何故か懐かしく感じるものがあるんですね。

 

 

今回は、少々くどい内容になりました。

 

さて次回は息子のその後について書いていこうと思います。