今でも時々忘れた頃にリピートしている映画/第二弾
新しいジャンルを開いたSFホラー映画/エイリアン
Amazon プライムより
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こんにちはノンキーです。
この映画をご覧になったことはあるでしょうか。
そうです。
エイリアン映画の元祖、1979年公開の映画エイリアン(Alien)です。
私は29歳の時にたまたま、ふらりと入った映画館で観ました。
この映画も観た後、長く尾を引く映画でした。
当時無名の女優、“シガニー・ウィーバー”が主演ですが、配役全員があまり聞いたことのない俳優でしたので、誰が主演なのか後半まで分かりませんでした。
もちろん実質の主役はエイリアンそのものですね。
ストーリーは上記を参考にして頂きたいと思います。
私自身が感じた批評を書いてみます。
先ず、オープニングでタイトルの“ALIEN”という文字が、一本ずつの線で徐々に構成されていく様がこの映画の不気味さを表現しています。
次に、宇宙貨物船ノストロモ号のいかにも前近代的な形状です。
こんなものが宇宙を航行できるのかといった形をしています。
貨物船ですから、図体の大きいのは分かりますが、もっとスマートでないと空中を飛ばないだろうと突っ込みたくなります。
人類が重力の原理を征服した結果、どんな形でも宇宙を飛ばせることができるということでしょう。
現在でも、エイリアン(宇宙人)映画を観ると地球を征服に来る宇宙船はこんな感じですね。
そして、この映画以外でもエイリアンの格好を見るとまるで怪物ですね。特に“プレデター”などはその最たるものです。どうみても高等生物には見えません。
それが高等な知能を有して、あのような“プレデター2”に出て来る宇宙船を造ることができるのか疑問ですが、そのギャップが映画を面白くしている要因のひとつでしょうね。
さて、ある惑星から発せられた信号を追って、ノストロモ号が到着したその惑星に、これまた奇妙な形をした宇宙船と宇宙人の化石にも、何とも言えない不気味さを感じます。
この宇宙船と宇宙人については、後年制作された“プロメテウス”でその正体が明かされています。
卵の発見から幼虫の現出、その幼虫から脱皮したエイリアンの乗組員への殺戮場面が続きます。
そのあたりから、どうやらこの映画の主演は、リプリーことシガニー・ウィーバーというのが見えてきます。
この女優、シガニー・ウィーバーはこの映画でブレイクし、シリーズ第四作まで主演を務めています。
問題は、このエイリアンの姿が最後の最後まで部分的にしか現れず、目を凝らしても全体像が掴めないのです。
このもどかしさと恐ろしさが、ますますこの映画をホラー的に演出しています。
そして、全体像が見えたその姿は、ずっと昔に想像してたような、何かおぼろげなイメージがピッタリと頭の中で重なった、これぞ“宇宙人”、“異星人”という、強烈な感じがしたものでした。
この映画で、SF映画は冒険、アクションという概念から、SFホラーという新しいジャンルを生み出したのではないかと思います。
私自身公開以来、十数回レンタルビデオやAmazonプライム・ビデオで観ていますが、忘れた頃にまた観てしまいます。
さすがに現代映画に比べると、映像表現やリアリティ感に劣るところはありますが、ストーリー構成の見事さ、ハラハラ感は今でも味わえることができます。
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以上が私の愛着のある映画“エイリアン(Alien)”のご紹介でした。
また、次回をお楽しみに!?