ノンキーオヤジの 人それぞれ ・ 人生いろいろ

そうか!息子は発達障害だったのか !? 親子の葛藤 と顛末記

この子、将来弁護士かな!?

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おしゃべりな息子に放った祖母の一言

世の中は好景気で、バブル期真っ只中、そしてSR君3歳の頃です。
当時のブームというか、私の会社も例にもれず工場の海外展開を進めることになり、新たな設備の移転や、その他もろもろの準備で以前にも増して忙しくなってきました。
そんな折り、私の長期出張が決まり、家族や親戚が空港まで送ってくれることになり、SR君も一緒に約1時間半のドライブです。
SR君はというと、言葉も少し覚えてきて、カタコト言葉でかわいく話せるようになっていました。まあ、意味はあまり通じませんがね。
出発の当日、家族、親戚(祖母と叔母)共に空港に向かって発車です。
間もなく、SR君がいつもの言葉で意味不明なことをしゃべり始めました。
この時期の子供のしゃべり方ってとてもかわいくて良いですね。
また、目がきれいです。特に白目が真っ白で1点のくもり濁りもなく、黒目がくっきりしています。
今思い出してなぜか?グッと来ました。
さて道中、大人達は時折SR君をかまいながら世間話をしています。
良い雰囲気ですね。
私は、しばらくSR君と会えない寂しさを感じていました。親戚のおばちゃんが言いました。
“SRちゃんようしゃべるなあ、しゃべりっぱなしやん”
確かに出発してからずっとしゃべり続けています。
もちろん言葉不明で意味は分かりません。
とうとう終点までおしゃべりは止まりませんでした。
母方の祖母が言いました。
“SRちゃん、それだけ口が達者でしゃべれたら将来は弁護士かなあ!!”
おばあちゃん、良く言ってくれました。
でもおしゃべりと弁護士はあまり関係ないですよね。
そして、この事に誰も疑問と違和感を持つこともなく、 家族に見送られながら私は機中の人です。
出張から帰った後はこの事はすっかり忘れ、迎えの車中でも息子の様子を聞くことはありませんでした。
しかし、相変わらず家ではSR君のおしゃべりはその後も健在でしたね。
出かけるときの車中では、いつもお気に入りのカセットテープを持ち込んで、童謡や幼児向け雑誌の付録テープをよく聴いていました。
これは普通ですね。
現在であればどうでしょう。
ネット検索すれば「幼児 しゃべりすぎ」で多くの参考情報を見ることができます。
でも疑問や違和感を持たなければ、いくら情報が発達していても次のステップは無いですね。
ましてや当時はネットという媒体がなく情報源は乏しく、発達障害という言葉や概念も全くありません。
難しいですね!
またまた今思えば気になる出来事でした。
次回は、対象的な出来事をご紹介します。